事例報告

『イクセロンパッチを増量されて動けなくなってしまった事例』

2017年01月12日

■患者:81歳 女性 埼玉県
■投稿者:医師

前医の診断:アルツハイマー型認知症
イクセロンパッチ18㎎

当院での診断:レビー小体型認知症の可能性、イクセロンパッチの副作用
イクセロンパッチを2.25㎎に減量。その後4.5㎎で治療。

認知症の専門病院を受診し、イクセロンパッチを処方され治療を開始されたが、13.5mに増量されたところで具合が悪くなり、食事が取れなくなった。そのことを医師にも伝えたが、「このお薬は18㎎で使わないと意味が無いから」という理由で18㎎に増量された。その後食事が取れなくなるだけでなく、動けなくなったため、当院を受診された。
以前より幻視があったようであるが、認知症専門病院の医師は幻視のことを聞かなかったようである。

来院時は元気が無く、歩行もままならなかったが、イクセロンパッチを2.25mgにしてから食事が良く取れるようになり、元気になった。その後4.5mgに増量して、ちょうど良いようなので、以後は4.5mgで維持した。
また笑顔が増え、普通の会話が出来るようになった。家族は非常に喜んでいる。

イクセロンパッチの副作用は多く、13.5mg以上で食事が取れなくなるなどの副作用を認めることが多い。そのような場合には実施可能な量で維持するのが良いと思われる。

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