事例報告

『ドネペジルの副作用で徘徊をするようになった事例 』

2017年01月19日

■患者:89歳 男性 埼玉県
■投稿者:医師

前医の診断:アルツハイマー型認知症
ドネペジル5㎎ 10mg

当院での診断:ドネペジルの副作用、アルツハイマー型認知症
ドネペジルを中止し、リバスチグミン4.5mgに変更した。

1年前より近医でドネペジル5㎎を処方され飲んでいた。もともと名古屋の出身であり、高齢になったため関東に転居されていたのだが、自分の家(昔住んでいた名古屋の家)に帰らなきゃと言い、家を出るようになり、徘徊するようになり、警察に保護されることもあった。危ないからと、電化製品のコンセントを何でも抜くようになった。易怒性はあまりないが、感情的で、常にいたたまれない感じであり、そわそわとして落ち着きが無かった。ドネペジル5㎎から10㎎に増量されたのち、上記の症状がさらに悪化したため当院を受診された。

ドネペジルを中止してより落ち着きが出て、徘徊をすることもなくなった。笑顔が増え、家族と談笑するようになった。元の陽気なお母さんに戻ったと家族は言う。

ドネペジルの副作用で、落ち着きが無くなり徘徊をするようになることがある。

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