事例報告

『ドネペジルを減らして体調が改善した事例』

2017年01月26日

■患者:82歳 男性 埼玉県
■投稿者:医師

前医の診断:アルツハイマー型認知症
ドネペジル5mg処方
 
当院での診断:ドネペジルの副作用
2.5mgに減量した。

以前より物忘れあり、2年前からかかりつけ医でドネペジルが処方されていた。平成27年1月頃より認知症が悪化したため当院を受診された。ムセやすく、転びやすい。頻尿あり。夜間も何度もトイレに行くという。
初診時の長谷川式は23点だった。

ドネペジルを2.5㎎に減量してより、元気が出てよく話をするようになった。ムセが無くなり、嚥下がスムーズになった。歩行が安定し、転びにくくなった。頻尿も明らかに改善した。
2.5mgに減量した直後の長谷川式は22点であったが、9カ月後の長谷川式は28点であり減量により改善していた。

ドネペジルの副作用で嚥下障害を生じ食事をムセることがあり、減量によりムセや歩行障害も改善することがある。頻尿も改善する。
また、ドネペジルを減量しても認知の悪化は少なく、逆に記憶が良くなることがある。

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