事例報告

『ドネペジルが5mgで怒りっぽくなってしまった事例』

2017年01月26日

■患者:88歳 女性 東京都
■投稿者:医師

前医の診断:アルツハイマー型認知症
ドネペジル5㎎

当院での診断:アルツハイマー型認知症(フロンタルバリアント)

ドネペジルを2.5㎎に減量したところ、怒りっぽさは改善し、暴言も無くなった。その後チアプリド塩酸塩を追加し、かなり穏やかになり被害妄想も無くなった。
2カ月後のHDS-Rは26点に改善していた。

4年前からドネペジルを内服されている。以後、怒りっぽい、直ぐに興奮する、被害妄想がひどいなどの症状あり。独居であったが生活が困難になったため娘家族と同居をするようになった。しかし娘に対しても暴言や、被害妄想が強く、直ぐに声を荒げて怒るなどあり、介護が困難となった。
当院受診時のHDS-Rは22点であった。

ドネペジルを飲んでいる患者さんのBPSDの治療は、まずドネペジルを減らすことである。

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